M's Hotel(エムズホテル)グループ完全攻略法



……という、謎の記事です(笑)


長くなりすぎたので目次付けました。前置き不要!という方は以下ジャンプをお願いします〜〜。


この記事を書いた理由とか


M's Hotel(エムズホテル、以下「エムズ」で統一)とは、京都市内に展開しているホテルチェーンです。Googleで検索すると系列のホテルがたくさんヒットする。京都旅行で利用されたことのある方も多いのではないかと思います。





そんなエムズさんなのですが、同じ「エムズ」と名前のつくホテルであっても、施設によって運営のスタイル?タイプ?が大きくふたつに分かれるのです。より具体的には、


・エムズエスト、グランエムズ、エムズプラス、などの名称がついているホテル
→いわゆる一般的なサービススタイルのホテル


・京都駅KASUGA、二条城OIKE、三条WAKOKU、東山、など、地名+アルファベット、あるいは地名のみの名称がついているホテル
→セルフサービス方式のホテル



という違いがあります。



わたしはどちらの方式のホテルも利用したことがあるのですが、Googleや予約サイトのレビューなどで、特に後者の利用の仕方がわかりにくい、不親切、というコメントがいくつか見られたのが個人的に気になり……。



もちろんサイトで公開されている情報を隅から隅までチェックするというのはなかなか時間と労力を要する作業です。急いで宿を探しているときなんかはそんな余裕はないだろうし、そうでなくても大体の立地を確認→部屋の写真をざっと見て問題なさそうなら予約、ということもないとは言えないもんな……。その結果、ホテルの設備が予想と違ったりしても「まあそんなこともあるわ、しゃーない」で済ませられればいいけれど、「ホテルが荷物預かってくれなかったから重い荷物を持って歩く羽目になって旅程が狂った」とか、自分にとっての不利益になることもないとは言えないし、それでそのホテルが評判を落とすことになるのもしんどいよなぁ、と思うのです。



というのは、ホテルにもそれぞれのコンセプトというか、サービスのスタイルがあるわけで。
とにかく低コスト重視のところ、至れり尽くせりのサービスを売りにするところ、安価とホスピタリティをある程度両立することを目指しているところ……などなど。そうしたたくさんの選択肢の中から、我々は自分の希望と価格面が見合うホテルを探すし、ホテルとしてもコンセプトを理解してくれるお客さまに来てほしいのでは??
そのあたりのマッチングミスは減ったほうがお互いの不幸が少ないはず!!ということで、今回はエムズ系列について、レビューを兼ねて自分なりの宿泊How toを書いてみたいと思います。



※ここまで読んでくださった方はお気づきだと思いますが、今回の記事はセルフサービススタイルのエムズホテル(さっきの分類でいくと後者)についての内容です。前者のホテルに関してはごく普通のホテルという感じなので、あんまり心配することもないかなと思います。



該当するホテル一覧
  • 京都駅KIZUYA(七条方面)
  • 京都駅TARUYA(七条方面)
  • 京都駅KASUGA(八条方面)
  • 五条ODAWARA
  • 五条NAGINATAGIRI
  • 東山
  • 三条WAKOKU
  • 三条大宮
  • 二条
  • 二条城OIKE


予約時の注意点
  • 宿泊施設からのメールに注意する

多くの方が、ホテル予約サイトを使って予約を取ると思うのですが、予約成立以降もメールを必ずチェックしてください。
詳しくは後に書きますが、エムズではホテルに入るとき、チェックインするときに専用のコードが必要で、それが予約成立以降にメールで送られてくるという仕組みになっています。


サイトで予約を取る

予約成立のメールが来る(予約サイトからの自動送信)

宿泊日までにホテルから入館用コード、チェックイン用コードが記載されたメールが来る


という流れ。つまりこのコードを確認しておかないとまずホテルに入れないので、こまめにメールが届いていないか見ておくことが必須になります。


参考までにわたしの場合だと、宿泊の前日夜にagodaから予約→agodaから予約成立のメールが来る→その数分後にはホテルからagodaの機能を使ってコード等記載したメールが来る(メールの送信者表示はM's Hotel 〇〇〇〇○)となっていた)という流れでした。


必ずしも予約確定後すぐにメールが来るかはわからない、また迷惑メールに振り分けられてしまう可能性もないとはいえないので、迷惑メールフォルダまで確認することを推奨します。


宿泊時の注意点
  • 入館にはコードが必要

↑で書いた通り、ホテル自体がオートロックのため、建物に入る時点でコードが必要。メールで送られてきたコードをエントランス脇に設置されている電子錠に打ち込んでください。
間違えてメールを消してしまった、メールが見当たらない場合は、隣の受話器を取ると管理の方に連絡できます。

  • 立地は事前に要チェック

ホテルというと、基本的に大通りに面してどーんと建っているイメージがあるかと思うのですが、エムズさんは一本入ったところだったり、住宅街の中だったり、少しわかりにくいところにホテルがあることが多い印象。事前に地図をしっかり見ておくのがベターです。タクシーを利用する時は施設名を省略せずに全部伝える、住所を見せる、などしたほうが確実かもしれません。

  • 駐車場・駐輪場はない

提携のコインパーキング等もないそうなので、自家用車や自転車の方は事前に駐車場所を調べておいたほうがスムーズ。そして上の立地のところでも言及しましたが、エムズホテルの前の道はさほど広いとはいえないところも多く、長時間の一時停止は道を塞ぐことになってしまいます……。

  • チェックインの時間が比較的遅め

基本的にイン可能時間は16:00〜です。多くのホテルは15:00前後からとなっていることが多いので、間違えて早く行きすぎないように注意。

  • チェックイン前、チェックアウト後の荷物預かりには非対応

より細かくいうと、「スタッフさんがバックヤードやクロークなどで荷物を預かる」方式の荷物預かりには非対応です。セルフのクロークスペースはロビーに設置されているので、そこに置いていくことは可能。ただし先着順かつ予約不可なので、ホテル到着時にすべて埋まっていた場合は使えないのと、利用できた場合にも荷物そのものはロビーにむき出しのまま置くことになる(ロッカーの設置はない)ので、鍵のかけられない旅行鞄をお使いの方には不向きです……。


  • チェックイン / アウトは基本的にセルフ操作

ロビーに設置されている端末を操作してチェックイン、決済を行います。ここでホテルからのメールに記載されているチェックイン用コードが必要となるため確認しましょう。
端末の操作自体はさして難しくなく、他のホテルでのセルフチェックインのやり方とほぼ変わりません。
決済は現金にも対応している。


京都市宿泊税について

京都市には「宿泊税」というものがあり、1人一泊あたりの宿泊代金に対して200円〜の税金がかかります。エムズさんではチェックイン時にこの宿泊税を別途支払うことになります。宿泊料金には含まれていないので、事前に決済を済ませている場合でも必要です。

宿泊税の細かいことについてはこちらを見てください。正直わたしもようわからん。


  • 客室の鍵は暗証番号方式

チェックインの手続きで、宿泊するお部屋の暗証番号が発行され、客室ドアノブのところに設置されているパネルにその番号を打ち込むことで解錠します。カードキー方式ではありません。鍵を持ち出し忘れて締め出し、の心配をしなくていい反面、番号を忘れてしまうとなにかと大変なことは変わらないので、スマホとかに控えておくのが無難ですね……。

  • ホテル内の設備について

コインランドリー、電子レンジ、喫煙スペースがあります。自動販売機はありません。コンビニが近くにあることが多いので、そこまで困らないはず。京都駅KASUGAなんかはイオンモールが激近なので、食料込みで調達できてとっても便利。100均も無印もあるよ!

  • アメニティはセルフ or 電話でオーダー

室内のアメニティは最低限のものが設置されており、その他必要なものはアメニティバーから自分でピックアップする方式。
よくレビューで書かれている「パジャマがない」は、部屋の電話からオーダー or フロントの方に申し出るともらえます(じゃらん等のアメニティ欄では「×」がついていたりもしますが、ないわけではない)。タオルの補充交換もお願いすればやっていただけます。


総括的な何か

ここまで注意事項的にいろいろ書いてきてしまったのですが、エムズホテルさん、すごく便利で良いお宿なのです。
お部屋も設備も綺麗だし、平米数のわりに広さも感じられて(あくまで私は、ですが)、価格も抑えめ。
ホテルでゆったり寛ぐのも旅の目的!という感じではなく、綺麗な部屋で寝られて水回りが使えればよし、という方にはかなりコスパ良いのではないかと思います。Wi-Fiもとくにストレスなく使えたので、在宅ワークのオフィス的に使うのも個人的にあり。


そしてこういう「寝るだけ特化」みたいなホテルは本当にそれだけ、というか、シングル〜ツインの洋室にデスク、テレビ、ユニットバスがあればオッケー!みたいなところがほとんどのなか、エムズホテルさんは施設によっては多彩なお部屋を提供しておられる印象があります。和洋室タイプのお部屋があったり、4人〜の宿泊に対応していたり、多様なニーズのお客様を受け入れようとしておられるのを感じられて面白い。



東山のお部屋はなんとキッチンがある。これは長期滞在もいけるやつですね……。



もちろん、ホテルの好みは人それぞれだし、これは絶対に譲れない!というポイントもいろいろだと思いますので、その旅に適したホテル選択をしていただければな、と思います。また当然ですがここに書いたことが全てではないので、あくまで情報のひとつとして見ていただければ(※明らかな間違い等はもちろん気付き次第修正します)。




それでは皆さま、よい京都ステイを!