香港航空搭乗記【深夜便】


2023年6月の香港エクスプレスに引き続き、香港航空の関空路線を往復乗ってきました。



香港航空は今回が初めて、かつ往復ともにRed Eye Flightということで、どんなもんじゃいという構えでしたが、結果予想以上に良きエアでした。以下、搭乗レポート。







まずは予約するところから(+香港航空あれこれ)

予約は香港航空の日本公式Webサイトからとりました。Trip.comやSurprice!も一応見てはみたのですが、公式との価格差がそこまでなかったので、それなら公式から直接買うのが一番確実であろうと。


https://www.hongkongairlines.com/ja_JP/hx/homepage


香港航空はLCCではありませんが、運賃区分にBasic, Main, FlexiPlusの三段階があり、この区分によって受託手荷物や座席指定の取り扱いが変わります。このあたりは香港のフラッグ・キャリアであるキャセイパシフィックでも導入されている仕様。香港航空のほうが若干シビアですが、まあ元々の価格差を考えれば致し方なしですかね。


我々が買ったMain運賃の場合、

  • 事前座席指定は有料
  • 受託手荷物は20kgまで無料
  • 搭乗日・便の変更には手数料が必要
  • キャンセル時の払い戻しには手数料が必要

という条件でした。
Basicになると受託手荷物が有料になり、FlexiPlusにすると事前座席指定が一部無料、受託手荷物が30kgに増えます。


Basic運賃はLCC並に安価なのですが、条件もLCCとほぼ同等な上、Basic運賃は他の運賃との組み合わせができない(往路でBasicを選ぶなら、復路も必ずBasic)ので、事前確認必須。

KIX→HKG(HX637)

23:00関空発、02:35香港着のフライト。

ターキッシュエアラインズとコードシェアしてるのはなんの繋がりなんでしょうかね?Fortune Wings Clubで提携しているわけではないし、謎です。

チェックイン

関空での香港空港のカウンターはA、エスカレーター側から見て左側の端です。
2時間前チェックインの原則を守って、21時前には空港に到着、手続きに向かいます。


空のスタンプはお客さんやスタッフさんのお顔を隠すためです。ありがとうLINE Camera。


エコノミーのカウンターで開いていたのは2箇所。午後発だった前回の香港エクスプレスほどではありませんが、まあまあ並びました。20分くらい?

パスポートの提示、預け荷物の計量、機内持ち込み手荷物の確認とさくさく進みます。リュックとハンドバッグの2個を持ち込むと伝えたところ、リュックのみチェック済みの紙テープを巻かれました。計量はなかった。


オンラインチェックインもできる、らしい?

出発48時間前からWebサイトもしくは香港航空アプリからオンラインチェックインが可能、とアナウンスがされていますが……

ここで座席指定をすることになるものの、どうも事前座席指定が有料の運賃(つまりBasicとMain)の場合、この座席指定にも料金が発生するらしい、というレポートを見つけまして。
結果、座席指定をしないとチェックインを終えられないが、座席指定するには料金が発生する……という状況に陥るらしいのです。


航空券購入時の座席指定が有料の運賃でも、オンラインチェックインの時点では無料で座席を指定することができるところが少なくないと思いますが(同じ香港の航空会社、キャセイパシフィックもこのパターン)、香港航空はどうやらそれが無理らしい?気になったのでオンラインチェックインを試してみようと思っていたのですが、見事に往復共に忘れたという役立たずぶり……。次回があれば絶対に試す。

搭乗

ゲートは21番。少し前に制限エリアが大改装され、免税店がウォークスルー型になりましたが、そのエリアを抜けてすぐのところのゲートです。近くに飲食店もいくつかあるので、搭乗前に何かお腹に入れることも簡単。ファミマが遠かったことだけが辛かった。笑


搭乗順は優先搭乗→後方席→前方席。航空券にZoneの表記があるので、自分のZoneがコールされたタイミングで並んで機内へ。

グランドスタッフさんは、カウンター含めてSwissportの方だったようです。案内が多くてわかりやすかった。

機内

機材はA320、全席がエコノミーのモノクラス機でした。




ファブリックの色柄がおめでたい。
機内に入った第一印象はやはり「狭い、小さい」でしたが(Boeing 737に乗った時もいつもそう思っていた)、座ってしまうとそれほどでもないな、というのもB737と同じ。


個人モニター、エンタメのほか、深夜便でお馴染みの枕・ブランケットはなし。また機内誌らしきものはなく、免税品のカタログのみでしたが、商品のラインナップは比較的豊富に見えました。


この便の乗客はほぼ香港の方、かつ満席に近かったのだと思いますが、座席上の荷物棚が満杯でフィーバーを起こしかけていたので、預けられるならばなるべく預けてしまったほうが気持ち的にも楽かと思います。棚の取り合いで揉める、みたいな状況にはなっていなかったものの、後から来た乗客の荷物が入れられず、何度も立ち上がってその都度調整、みたいなことは起きていたので。



離陸前の香港入境カードの配布、離陸後の機内サービスと、LCCでカットされがちな部分はきちんと揃っています。ただ香港航空はコロナ禍あたりから経営危機に陥っており、エコノミーのミールはパン1個になった!というレビューをいくつか見ていたのでちょっと楽しみにしていたのですが……




パンを通り越してポップコーンでした!
たぶん深夜便だからでしょうかね。パンじゃなかったのは微妙に肩透かし喰らった感じがあったものの笑、このポップコーン結構美味しくて、搭乗前にゲート近くのお店で軽く食べた後だったのもあり、なかなか満足。


機内アナウンスは広東語・英語・普通話全部ありました。地味にありがたい。三言語で聞けばとりあえずわかる。


到着ゲートはサテライトだったようで、バスでメインの建物まで移動して入国審査でした。この時間帯に到着する便が他にほとんどなかったことから外国人レーンが開店休業状態で
列が封鎖されており、係員の方に開けてもらいました……笑
おかげで入国審査の待ち時間はほぼなし、預け荷物もすぐに出てきて30分もかからず香港入境。


HKG→KIX(HX602)

こちらは02:50香港発、07:15関空着。

チェックイン

香港空港でのチェックインカウンターはK。前述の通りオンラインチェックインを試しそびれ(大反省)、ここでもカウンターに並んでチェックイン。
ここでは窓側か、通路側かと希望を聞かれ、通路側をリクエストさせていただきました。


セルフチェックインはどうやら利用可能だったようです。通路挟んで向かいのカウンターにはセルフレーンもあった。

搭乗

ゲートは202。出国ゲートのある階からエスカレーターを降り、シャトルに乗って移動したところにあります。香港航空のラウンジClub Autusも、このエリアに入っているようです。



このあたりは香港航空と香港エクスプレスの便が主に使っている模様。スタバもありましたが23:00までの営業でした。


機内

行きと同じA320、モノクラスなので、機内設備やサービスはほぼ同じ。機内食も同じポップコーンでした。笑

日本の入国カード、税関申告書も配られました。Visit Japan Webで事前に登録しておけば、これは書かなくて大丈夫。


ただ、少し気になったのは座席の配分です。この便の機内の様子はこんな感じ。



明らかに満席ではなかったのですが、我々が座った列は3人埋まっていました。他にも3席まるまる空いている列があるのに対して、3席すべてに人が座っている列もかなりある状態。


写真に写っている2列は非常口座席なので、満席でもリクエストが出てもいない限り人を入れたくない、という事情があるのかもしれませんが、他の列もこんな感じのところが多く。
完全にこちらの我儘ではあることは百も承知なのですが、座席に余裕があるなら別グループは別の列にアレンジしてくれてもよかったのでは……と多少思ってしまいました(同じ深夜便、かつ空席が多かった時のキャセイがそうしてくれていただけに尚更)。

あと、香港発ということもあってか搭乗直後の機内は多少寒く感じたので、羽織れるものを持ち込むのがおすすめです。

総括

ということで、最後に微妙に不満めいたことも書いてしまいましたが、全体的に好印象を持ったエアラインでした。
機材がやや古いことや機内食、エンタメなど、フルサービスキャリアとして見ればどうしても不充分な点があることは否めませんが、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
乗務員さんの対応も丁寧で、皆様はきはきされていて素敵に見えた。

今後も香港に行くときは、状況に応じてキャセイと並んで検討すると思います。MainとFlexiPlusは運賃の差があまりないので(今回乗った便ではMain+1,000円)、FlexiPlusでもいいかなと思ったり。


ここまでお読みいただきありがとうございました!

JEN Hong Kong by Shangri-La【香港JEN酒店】



香港滞在中に宿泊したホテルの話。

今回選んだのはJEN Hong Kong by Shangri-La(香港JEN酒店)です。


予約はBooking.comから。先払いで予約しようとしたら何故か決済がエラーになり、リトライ。二重決済されてないかしばらく心配でした……(結果的に大丈夫でした)。


住所:香港島西區皇后大道西508號(508號 Queen's Rd W, Sai Wan, Hong Kong)


名前のとおり、シャングリ・ラ・ホテルズのビジネス向けラインです。香港は全体的に宿泊費が高め、かつそれなりのクオリティを求めるにはそれなりのお金を出してなんぼ、という土地柄。シャングリ・ラ・ホテルズならそうそうひどいこともないでしょう、という盲信のような思いもあり(笑)、このあたりのランクが一番コストと見合っているかなーという思いでチョイス。


結果、2泊の間とくにトラブルに遭うこともなく、落ち着いて過ごせました。



* 



アクセス

最寄り駅はMTR港島線(ラインカラーは青)の香港大学駅。B2出口を出たところ直進して皇后大道(Queen's Road)に突き当たる角にあります。周辺の雰囲気はやや下町感強めですが、飲食店も多いし、スーパーもWellcomeが近くにあって便利です。ホテルと同じ並びにもありますが、B2出口を挟んで反対側の西寶城(The Westwood)内の店舗が広くて綺麗なのでおすすめ*1

客室

泊まったお部屋はスーペリアクイーンルーム(シティビュー)です。


窓際にはソファーのようなスペースがあって、ここに座ったり寝転がったりすることもできます(クッション素材というわけではないのでやや硬めの座り心地ですが……)。


このソファーとベッドで割といっぱいいっぱいな感じではありますが、香港のホテル基準ではおそらく広いほうではないかと。
トレーダースからJENにリブランドされているとのことで、古さが目につく部分もありつつも清潔でした。



コンセントはデスク周りに。香港型の3ピンタイプです。
変換プラグは部屋にはなく、有料での貸し出しになるようです。
一箇所、USB充電できるようになっていましたが、複数の端末を同時に充電したい場合はこれでは足りないと思うので、自分でプラグを準備していくのが良さそうです。

ちなみにコンセントの上部分に小さなスイッチがありますが、ここをONにしないと通電されない仕組みなので要注意。


冷蔵庫が設置されている上にはケトルとミネラルウォーターのペットボトルが4本。
2人での宿泊だったので1人2本ということなのか、それとも2人で2泊だから1人1泊につき1本×2×2ということなのか……?(2日目に追加されていたかどうか忘れてしまったので答えは分からず……)


カトラリー、マグカップ、アイスペール、ティーバッグなどなど、色々揃っていていい感じでした。



こちらは水回りです。洗面台、お手洗い、バスタブがまとまっているよくある配置ですね。スペースも充分。

バスタブの中に底に敷く用のマットも置いてあります。
基本的に、国内海外問わず旅先ではバスタブにはお湯を張らないので、ここでもシャワーで済ませてしまいましたが、バスタブ必須の方にもおすすめできそうです。
撮影できていませんが、シャワーはハンディタイプ。お湯の出し方(というか温度調整の仕方)が初見ではよく分からず、初日の夜は数分格闘しました……。笑


バスアメニティ類。手前のミニボトルはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディミルク?だった思います。海外のホテルでコンディショナーがあるのはありがたい。



壁に固定式のドライヤー。日本のこういうタイプのドライヤーって風力が弱いことが多くて使いづらいのですが、ここのものは十分な風力があり、問題なく使えました!嬉しい。


デメリットも考えてみる

・設備が古い

上でも少し言及しましたが、JENの前は同グループのトレーダースとして営業していたこともあり、どうしてもプロパティに若干の古さが見られるのは否めないです。とはいっても、室内の家具や水回りにはほとんど問題を感じなかったのですが。明らかに壊れている備品もないし、お湯もすぐに充分出たので。

ただ、一箇所んん?と思ったのが、客室の扉。なんと、扉を閉めた状態でも下に隙間ができるのですよ……。
うまく撮れなかったので写真ではお見せできないのですが(役立たず)、1mm2mmの話ではなくて、ちょっとした封書なら隙間を通せるのでは?レベルです。


これはどの部屋もそうだというわけではなくて、たまたま私が泊まった部屋の引きが悪かったということだと思うのですが、この隙間から何か良からぬものを入れられたり、鍵を開けられたりというのもありえない話ではない、と考えてしまうと微妙ですよね。
幸いにも今回は宿泊中何事もなかったわけですが、次回があれば部屋のランクを多少上げるなどしてみるかもしれません(それで解決するのかは不明ですが)。


・アクセスがやや不便

最初に書いたように、このホテルの最寄駅は香港大学駅(香港島の西側)になるわけですが、尖沙咀、九龍、空港方面に向かうには中環(セントラル)での乗り換えが必要となり、似たような価格帯のホテルと比べて若干アクセス面が弱いのは否めないです。


九龍半島側にコスパ重視で泊まりたい!という場合は、ザ・カオルーン・ホテル香港あたりが無難でしょうか。ペニンシュラの真裏で、アクセスに関しては申し分なし。香港に複数展開しているハーバープラザ系列、かつ地球の歩き方にも載っている有名ホテルですが、レビューがそこまで高いわけではない(というか明らかにん?ということもいくつか書かれている)のが微妙に気になる。



あとはイートンHKなど。ネイサン・ロード沿いにあって、最寄りは油麻地か佐敦か、というところ*2尖沙咀からは少し離れますがアクセス面では充分に許容範囲、かつ個人的に好きなホテルです。

*1:ここに行くだけならC2出口が最寄りになると思います。

*2:一応、住所上では佐敦になるようです

香港エクスプレス搭乗記【海外LCC】

日本のLCCPeachにしか乗ったことがなかった民ですが、この度晴れて(?)香港エクスプレスで海外LCCデビューしてきました。


World Of Winnersキャンペーンもあったし、海外旅行全般も復調傾向ということもありで(円安がとても厄介ですが……)、これから香港エクスプレスに乗る人もまた増えてくるんじゃないか?ということで、搭乗記録をさくっと残しておくことにします。







まずは予約してみる


今回の旅程はKIX-HKG、往復ともに香港エクスプレス。


香港エクスプレスの運賃はベーシックなFunと、オプション付きのFunFlexの2種類があります。


最安のFunに含まれるのは「無料の持ち込み手荷物7kg」のみ。
FunFlex運賃で予約した場合、

  • 出発3時間前までの予約変更(日付・時間)が何度でも無料
  • 優先チェックイン
  • 優先搭乗
  • 預け荷物の優先受け取り


のオプションが付きます。
優先チェックイン、優先搭乗、預け荷物の優先受け取りはセットで "U-First" と呼ばれており、Fun運賃で航空券を購入した場合でも別料金(2023年12月末調べて+960円)で追加することが可能。また、FunFlex運賃で購入した場合でも、レガシーキャリアで一般的な座席指定、荷物の預け入れ、機内食などには別料金が必要ということになります。


FunとFunFlexの価格差は、U-Firstの追加料金である960円を超えることがほとんどなので、旅程がほぼ確定していてフライト変更の必要性が少ない場合は、Fun運賃でとりあえず航空券を確保→必要に応じてオプションを追加、という買い方が一番ロスが少ないかな……と、これを書きながら思いました。笑


ちなみに今回の予約は往復Trip.comからです。前回あんな記事を書いておいて結局Trip.com使うんかい!という感じですが、今回は同行者がまとめて予約してくれたのでお任せしていました。結果として、今回は特にトラブルなく搭乗できたし、決済後すぐに香港エクスプレスのアプリにも予約が反映されたので安心して利用できました。



KIX→HKG

チェックイン

香港エクスプレスは第1ターミナルからの発着。
チェックインカウンターは他社と共用のため、オープンは出発時間のきっちり3時間前からです。
この便の乗客はほぼ香港の方のようで、大型の荷物を持った人もちらほら。この荷物の計量と預け入れになかなか時間がかかるので、できるだけチェックイン開始前から並んでおきたいところ*1



パスポートを提示してチェックイン。事前の座席指定はしていなかったので、ここで座席も決定。
とくに希望は聞かれず渡された席に座るという感じでしたが、同行者とは並びの席にしてくれていました。
オンラインチェックインにも対応しているようなので、預け荷物がないならこちらのほうが圧倒的に楽ではないかと。



荷物は全て持ち込み(タウンユースのリュック1つ+ショルダーバッグ1つ)だったのですが、明らかに7kgもないだろうも判断されたのか(実際なかった)計量はなく、リュックに香港エクスプレスの紙タグを巻かれてあっさり終了。ちなみにこの時「この後の免税店などで購入されたもの、全て含めて2個までです」と念押しされたのですが、搭乗口に現れた香港人乗客の方々が手荷物+大量のショップバッグを抱えて現れたので笑ってしまった。持ち込み手荷物に無限の可能性を見た瞬間……。


搭乗

出国審査を通過して搭乗ゲートへ。ゲートはかなり端のほうですが、ボーディングブリッジは使えたので沖留めは回避。


搭乗は事前改札→U-First→機内後方席→全ての席 と、他社とあまり変わらない順序だったのですが、U-Firstの後はほぼなし崩し状態に……。
一応、案内順では「前方」に分類されている席をあてがわれていたので、後方席の搭乗が始まってからもしばらく待機していたものの、ゲートの搭乗順表示も後方列のものから一向に変わらず、グランドスタッフさんからの案内も特になし。迷ってるうちにFinal Callの自動アナウンスがかかったので、そのタイミングで並んで入りました(笑)

機内

機体はLCCではおなじみのエアバス320、3列-3列配置。
座席は「非常口手前の列、中央」でした(同行者は通路側の席)。個人用モニターは全席で無し。


中央席はどうしても窮屈な感じがするので、普段なら絶対に選ばないところなのですが……。



前列には席があるのに、わたしの右側(窓側席があるはずの場所)には不自然に空間が空いているのがおわかりになるでしょうか。
実は今回割り当てられた席、非常口の手前にあたる列だったのです。シートマップ上では「25列」ですね。




本来は座席になるところにCAさんのジャンプシートが設置されていて、この列のみ実質2席状態。
上のマップによると、この席はシートピッチ的には特に他の席と変わらず、追加料金のいる席でもないようなのですが(香港エクスプレスでは事前座席指定自体が有料なので、+1,100円のオプション料金はかかりますが、足元の広い席や前方席のように料金がさらにプラスされる席ではない)、隣席がない分開放感というか、緊張感が少なく気楽に過ごせました!真後ろが非常口なのでリクライニングはできませんが、もともと飛行機でも電車でもほとんどリクライニングをしない人種(?)なので、特に困ることもなく。
チェックインの時にたまたまいただいた席でしたが、幸運だったなと思います。



基本的に飲食物は有料。一部ホットミールはオンラインでの事前注文が必須とのこと。スナックやインスタント系、ドリンク類はその場でオーダーできるようです。
メインミールがHKD20って結構お得では……?


https://static.hkexpress.com/media/1041/uonboard-2023w.pdf


香港エクスプレスグッズやツーリストSIMも取り扱っています。
私が乗ったときは香港AELの割引チケットもあったんですが、現在メニューには載っていないようで……。Trip.com、Klook、KKdayあたりで買えば割引あり、かつ送られてくるQRコードでそのまま乗れるので、この辺で買っておくのが良さそう。


基本的に飲食物の持ち込みは不可なのですが、この便で乗り合わせた方々は割と持ち込みされていました。笑
スニッカーズ的なものとか、ペットボトルの飲み物とか。CAさんも特にお咎めなしで、そこまで厳格でもないんだな〜と思ったり。


唯一少しだけ困ったのは、香港の入境カードが搭載されておらず(おそらく乗客がほぼ香港の方だったのも一因)、入境審査前のカウンターで書くことになったこと。と言いつつもこの時の香港空港は奇跡的に空いていて*2、カード記入後はほぼ待ち時間なしで審査を受けることができたので、結果的にはそこまで時間のロスもなかったしまあ良いかな、と。笑


入国カードの記入例はこちらで紹介されています。トランジット中の入境や高鉄乗り継ぎの場合、香港での住所は"Transit only"でOKです(空欄でも大丈夫でした)。


HKG→KIX

チェックイン

香港国際空港でもターミナル1、カウンターはH。

こちらではそこまでの混雑ということもなく、すんなりチェックインに辿り着けました。
帰りも座席指定はしていなかったのでチェックイン時に座席を決めてもらうのですが、この時並び席は非常口の列(13列)しか残っていないけど大丈夫か?と確認されました。
事前予約で非常口席を指定する場合、足元の広い席ということでかなりの追加料金がかかるのですが……



この時搭乗した機体のシートマップ。非常口席(茶色のシート)は+3,600円と、なかなかのお値段。

チェックイン時に航空会社から割り当てられる分には、もちろん追加料金はなしでOK。行きに引き続き幸運でした。


荷物は行きと全く同じ鞄の組み合わせだったのですが、荷物計量は相変わらずなし。……というか紙タグ巻きすらされず、あっさり終了。

搭乗

搭乗口は離境ゲートのあるフロアからは2レベルほど?下がり、グラウンドフロアにあるゲート。当然ながらBus Boardingに。KIXでブリッジが使えたぶん、メインハブで沖留めという切なさが増した気がします……笑

一応、優先搭乗の案内はあったと思うのですが、今回はKIXでの教訓を活かして(?)一般搭乗が始まったタイミングでさっさと並びました。ちなみにHKGは顔認証で搭乗できるゲートもあるんですが、グラウンドフロアのゲートは搭乗券をスキャンして乗る方式だったので、搭乗券もあらかじめ出しておいたほうがスムーズでした。

機内

相変わらずの3列-3列。
そして、赤シートの非常口座席。



やっぱりこうして見ると、足元の広さが違うなぁ……としみじみしますね。笑
ただ、非常口席ということで前の席の下に荷物を収納できなくなってしまったことだけがやや痛いポイントでした。国内線でも国際線でもあまりオーバーヘッドキャビンを使いたくない、という面倒な性分なので(自覚あり)、妙に気が休まらないまま3時間少し過ごすことに……笑


機内食・機内販売メニューは行きと変わらず。
夕食の時間帯に丸かぶりのフライトだったからか、この便では食事を事前注文していたり、カップラーメンをオーダーしている方が比較的多かった印象。ラーメン美味しそうだった……。



そしてこの便(やはり香港の方がほとんど)では離陸前にCAさんが日本の入国カード、税関申告書を配布しておられました。我々はVisit Japan Webで事前申請を済ませていたので、こちらはスルー。



行きの便と合わせても、乗客の傾向によって目的地の入国書類が搭載有無を判断している可能性が高そう。日本人乗客の多い便だったら事前配布を望めるかもしれません。



あまり写真を撮っていなかったので、写真少なめのレポになってしまいました。座席しかまともな写真がないのはさすがにやばいので、今度関空に行くことがあったら追加で撮って載せたいと思います。
次は香港航空、グレーターベイ航空に乗って香港の航空会社完全制覇を目指していきます(笑)




*1:わたしは先頭から3〜4番目に並んでおり、自分の番が来るまで30分ほど待ちました。

*2:観光には微妙な時間帯に到着のフライトだったのもあるかも

中国高鉄のチケットの買い方の話をする



普段京都(もしくは関西)ネタばかり書いているくせに、いきなり中国の話とはこれいかに?と思われるかもしれないのですが、ご縁があって、2023年4月末ごろに中国に行ってきました。


当時、中国への入国規制自体はおおむね解除されていたものの、日本からの直行便はまだ完全復活には至っておらず。都市にもよりますが週1〜2便しか飛んでいない&とにかく高い、という状況。どの航空会社も往復10〜20万が当たり前で、とても手が届かない……。色々と調べた結果、日本から香港に飛び、香港から高鉄で本土入りするのが一番確実でタイムロスが少なく、費用面でも優しそう、となったのですが、高鉄のチケットってどうやって買うのさ……?


高鉄を外国人、それも旅行者が利用したい場合の手配は結構複雑というか、情報が錯綜していた時期が長かったような気がします。中国鉄路12306のウェブサイトから買えるとか、外国人はやっぱり買えないとか*1、窓口で直接買うのは長蛇の列覚悟、などなど。プラス今や中国ではスマホ決済(微信支付、支付宝)が主流で、国際ブランドのクレジットカードの通用度が低いという決済の問題も重なり、チケットを事前にオンラインで確保することは至難の技でした。


とは言っても、見知らぬ土地であたふたするのは心理的にかなりしんどいし、防犯的な意味でもなるべく避けたいので、できれば現地調達は回避したいところ。



渡航前に色々と調べてみた結果、2023年的な結論がこちら。

結局、日本在住の日本人旅行者なら、Trip.comが一番楽なのでは?


Trip.comとは、中国の旅行予約サイト携程旅行の国際版です。一時期Ctripという名称で運営されていたのですが、Trip.comに変更になり、そのまま定着した模様。


アプリも出ています。個人的にはアプリの方が使いやすい印象。


Trip.com (トリップドットコム) - 予約アプリ

Trip.com (トリップドットコム) - 予約アプリ

  • Trip.com Travel Singapore Pte. Ltd.
  • 旅行
  • 無料



旅行サイトゆえ、フライト・ホテルの予約がよく広告で出ていたりするんですが、中国の鉄道の乗車券も取り扱っているのです。さすが中国発。


というわけで、Trip.comを使った予約の仕方はこんな感じです(といっても超簡単ですが……)。




まず、トップメニュー。航空券やホテルに比べてアイコンが小さいですが、ここで「列車」を選択。




乗車日・出発地・目的地を入れて検索。「高速鉄道のみ」をチェックしておくと高速鉄道のみが検索結果に反映されます。



これは試しに「香港西九龍→広州」線で検索してみた結果。
出発時刻・到着時刻・最安値(二等座の価格)、列車番号・所要時間が一覧でずらっと出てきます。広州市には高鉄駅が2つありますが、今回は特に指定せず。




同じ出発駅・到着駅でも所要時間がかなり違うぞ?というのは、道中の停車駅が違うからです。途中駅で下車する方はよくよく確認してから予約したほうが良い。



もちろん元の価格は人民元ですし、Trip.comで予約する場合は元値+Trip.comの手数料がかかるんですが、きっちり日本円に換算&全て込みで値段を表示してくれるので、支払うのはこの表示価格だけでOK。あとあと追加されたりすることはありません。これは地味にありがたい仕様。


乗りたい列車をタップすると、予約画面へ。
二等座以外に乗る場合の価格もここで見られます。二等座は基本的に3席-2席、一等座は2席-2席の配置のようです。プレミア、ビジネスはそれぞれ日本でいうグリーン車グランクラスのようなものかと。詳しくは後述しますが、機内持ち込みサイズを超える大きさのスーツケースを持って行くなら、一等座(以上)がおすすめ。




予約画面で希望座席の選択もできます。が、これはあくまでもリクエストとのことで、実際その通りになるかどうかは運次第*2

乗車時のTips

ここからは実際に乗るときのあれこれ編です。

・中国の鉄道駅は乗車前に荷物検査+身分証の確認(eチケット時代、乗車券を兼ねているので……)が必須です。外国人の場合パスポートでOKなのですが、現地の方と同じように完全自動でゲートを通過できるわけではなく、係員の方のチェックが必要な場合がありました。念のため係員の方が常駐しているゲートに並んでおくのがおすすめ。


・プラットホームに入れるのは、乗車する予定の列車が発車する直前(だいたい15分前くらいから)のみで、ホームに入るのにもう一度チケット(を兼ねた身分証)のチェックがあります。ここでも係員の方がいるゲートに並んでおいたほうが何かとスムーズ。


・ホームに降りたら、車両番号をもとに自分の座席のある車両を探して乗り込みます。日本の新幹線ホームのように「ここには何号車が停まります」的な表示は恐らくなかったように思うので、地道に車両を見て探していきます。


・内装は日本の新幹線とかなり近いのですが、二等座のシートピッチは新幹線の普通席よりも若干狭めのように感じました。海外旅行サイズのスーツケースを座席に置くのは厳しいです。
一応、デッキの部分に大型の荷物を置けるスペースも設置されてはいたのですが、かなり小さくてスーツケース2〜3個で満杯では……?という感じでした*3成田エクスプレス関空特急はるか、香港AELのようなものを想像していると「おぉ……」となります(笑)置いた荷物をロックできる仕組みもなく*4、座席に座ってしまうとよほどデッキに近い列でもないかぎり目が届かないので、あまり利用したいものではなかったです。
必然的に荷物を座席に持ち込むことになることが多いと思うので、余裕を持った座席を選ぶことをおすすめします。


・荷物関連でもうひとつ。高鉄には一応荷物のサイズ規定があります。3辺の合計が130cm以下、重量20kg以下(個数は不問)だそうな。飛行機ユーザーの方ならお気づきだと思うのですが、これは航空便の無料受託手荷物の規定よりも小さいサイズということになります。
……が、正直荷物の大きさ・重量で止められている人は(今のところ)見たことがないです。乗ったのが香港⇔広州という明らかに飛行機から乗り継ぐであろう人が多い区間だからかはわからないですが……。






おまけ:中国旅行にはTrip.comが最強?


というのも、記事前半でもちらっと書きましたが、中国は今やキャッシュレス決済の普及が著しく、それもクレジットカードを通り越してコード決済が主流。本当に何もかもスマホで支払っていてちょっとびっくりするレベル。
そして国際ブランドのクレジットカードの通用率が本当に低い。使えても銀聯のみでそれ以外はだめとか、中国国内で発行された銀聯じゃないとだめとか、そもそもクレジットカードは一切使えないとか全然珍しくない。まだ現金のほうが使える……というなんとも不思議な状態なのです*5



こうした決済事情に加えて、中国では施設の入場券などもオンラインで事前購入(支払いはもちろんスマホ)というのが普通の模様。中国の身分証がなく、微信支付を使えない観光客にはかなり厳しい状況が続いていました。


最近、微信支付に国際クレジットカードを登録できるようになったというニュースがありましたが、現地で本当に使えるかどうかは(私は)未確認ですし。以前から支付宝は旅行者でも使えるシステムがあったりしたのですが、微信支付しか受け付けないというところも一定数あるので、やはり厳しかったのですが、Trip.comで入場券の取り扱いがある施設やアクティビティもあるのです。



たとえば、これはTrip.comで上海の観光スポットを検索してみたもの。





施設名のところに値段が併記されているスポットが何箇所かありますね?こうなっているところはTrip.comを通じてチケットの購入が可能。観光スポット以外にも、現地での移動手段やSIMなども取り扱っているようです。
kkdayKlookなど、同じようなサービスを提供している&アジア圏に比較的強そうな会社と比較してみるのもいいかも。




ただし、Trip.comであまりおすすめできないものもあって、それは航空券の予約です。とくに海外便は欠航や変更も国内便に比較すると多いです。これは航空会社の問題、あるいは天候など不可抗力な要素の問題だし、あるは程度仕方のない話。


それなら何が問題なのか?というと、それはトラブルが起きたときの対応。航空券を販売代理店から購入した場合、振替、返金などの交渉相手は第一に代理店になるケースがほとんどですが、海外代理店の場合はこの交渉で苦労させられるケースがとにかく多い!Expediaのトラブル対応の不評はかなり有名になってしまっているけれど、*6、Trip.comでも同じような問題に遭遇することはままあるということです。


わたしは航空券は航空会社から直接買うか、航空会社が提供しているパッケージツアー経由で取るかしかしない人なので*7、Trip.comで航空券も買うか?というと買わないのですけど、過去に複数回Trip.comから航空券を買った(しかもLCC)ことがある知人は、全部問題なく乗れたと言っているので、ここはもはや運の領域……。しかしわたしは自分の運にそこまで自信がないビビリなので、今後も大人しく公式から買うと思います。



以上、もはや何の話をしたのかわからなくなってしまいましたが、どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

*1:最近は公式サイトから購入できるようになったらしいとも聞きますが、わたしはまだ試せていません

*2:筆者は行き帰りともに2列席を希望しましたが、どっちも3列席になりました。悲しみ。

*3:二等座車両の場合。一等座ではどうなっているのは未確認です。

*4:自分でワイヤーロックを持ち込んでくくりつけるくらいかと。ただ乗り降りの時にかなりスムーズにロック&解除する必要がありそう。

*5:といっても高額紙幣はおつりが足りないなどで断られることもあります。小銭はないの?と聞かれることもあった。

*6:姓名が逆で予約されるトラブルとかもはや何年越し?ってぐらい年季入ってますよね……

*7:JALダイナミックパッケージとか、キャセイホリデーもか。

京都観光の混雑回避、どうしてる?#1【貴船・鞍馬・大原編】

祇園祭終盤戦の京都からこんにちは。


コロナ禍以降、祇園祭のすべての神事が行われるのは4年ぶりということで……宵山山鉾巡行も、盛り上がっていたようで本当によかったです。
しかし、投稿時期からもお分かりのとおり、今回の記事は祇園祭についてではありません(笑)


京都旅行のガイドブックなんかを見ると、後半あたりで「ひと足のばして」的な枠組みで特集されているエリアがありますよね。
よく見かけるのは貴船、鞍馬、大原、嵐山、比叡山などなどでしょうか?中心部からは少し離れますが、どこも公共交通機関で簡単に行けるし、見どころもたくさんあるので、旅行中1日はこのあたりのエリアの観光もしてみよう、という方はかなり多いのではないでしょうか。


ただ、このあたりのエリアはやはり人気があるので、観光シーズンには特に混雑がつきもの。現地が混んでいるのはある程度仕方ないとして、そこに行くまでの交通機関が既に混んでいる……ということもありがち。


そこで、このあたりのエリアに行くにあたってどのような行き方ができるかまとめてみました。
もちろん実際に観光するとなったら、前後の予定によってルートも色々と変わってくるとは思いますが、少しでも何かの参考になれば嬉しいです。
長文になってしまったので、まずは貴船・鞍馬・大原エリアについて。








貴船・鞍馬エリア

この2箇所はどちらも左京区エリアで、わりとご近所。ガイドブックでも一続きで紹介されていることも多いですね。
行き方もほとんど同じで、叡山電車京都バスか、ということになります。


まずは叡山電車の場合


叡山電車の始発は出町柳駅で、バス・京阪電車と接続しています。貴船と鞍馬はどちらも出町柳から鞍馬線(ラインカラーが赤い電車)で30分程度。ラインカラーが緑の電車は叡山本線を走るもので、終点は八瀬比叡山口(=貴船・鞍馬方面には行かない)なので注意*1



小規模な路線ではありますが、観光利用が多い出町柳駅貴船口駅鞍馬駅八瀬比叡山口駅は駅舎・駅員さんあり、改札口あり、自動券売機ありと、一般的(?)な駅とほぼ同じなので困ることはないはず。ただし途中駅で乗り降りする場合はかなり勝手が違ってくるので注意。


まず乗り降りはバスと同じく「後ろ乗り・前降り」が鉄則。基本的に1両目の先頭・最後方のドアしか開かず(つまり2両目はどのドアも閉まったまま)、先頭は降車用、最後方が乗車用になります。ホームには乗車口の位置表示があるので、事前に見ておくとスムーズ。



Suicaを含むICカードは全駅で使えます。ただし駅に改札口があるわけではなく、簡易改札機があるのみ。乗る前にホームの乗車用簡易改札機にICカードをタッチ→降りる前に車両先頭(運転士さんがいるところ)のカードリーダーに再度タッチ、で乗り降りする仕組み。
観光シーズンにはすべてのドアを開放して乗り降りさせることもありますが、その場合でもICカードのタッチは必ずしてください。特に降りるときのタッチは絶対に忘れないように!うっかりタッチせずに降りてしまった場合の処理は結構面倒くさい。車内大混雑で先頭車両まで移動できないような時*2は、とりあえず一番近くのドアから降りてホームにある降車用改札機を使えばよいです。そこまで混雑してる時期ならそれができるはず*3



現金払いで乗る場合も少々特殊。上に挙げた4駅では切符の販売があるので、券売機で購入してそれで乗り降りすればOK。それ以外の駅から乗る場合は「乗車駅証明書」なるものを駅で取っておき、降車時に現金精算することになります。精算場所はICカードの場合と同じく車両の先頭。均一運賃ではないバスに乗り慣れている方にとってはおなじみのやり方ではないでしょうか。
証明書を取らずに乗ってしまったら、降りる際に乗務員さんに乗車駅を申告して支払います。





こんな感じ。左から簡易改札機・降車用、乗車用、乗車駅証明書の発券機。これは修学院駅の写真ですが、どの駅も同じ感じだと思います。
ICカードのタッチ部分が青く光っているときは、改札機が利用可能ということです。乗車用はいつでも青いんですが、降車用は点灯していない(=使えない)ときもあります。そういうときは車内のカードリーダーを使ってくださいということですね。



バスで行く場合

京都駅や四条・三条界隈からの直通バスはありませんが、地下鉄烏丸線の終点・国際会館駅の前からバスが出ています。



52系統というのがそれ。ちなみに京都バスの運行で、市バスはありません。
同じ52系統でも鞍馬までは行かない便(貴船口止まり)や、さらにその手前の市原止まりという便も一定数あります。


乗り降りの仕方は先に書いた叡山電車と全く同じ。ICカード利用なら乗車時のタッチ、現金なら乗車証明書を取るのをお忘れなく。




また、京都市街を巡る場合、バス一日乗車券などをお買いになってそれで観光される方も多いと思うのですが、貴船口・鞍馬はどちらも均一運賃の対象範囲外のため、バス一日乗車券などの使用は不可です。一日券+差額を支払って乗ることは一応できるのですが、その場合は現金払いのみになるので小銭を準備しておくのをおすすめします。この路線に限らず、京都のバスは基本的にお釣りが出ないのだ……*4




電車、バスと長々書いてしまいましたが、楽にお得に回りたいという方には色々セットになったお得な乗車券が便利かも。叡山電車が販売しているみたいなんですが、ものによっては京阪電車やバスの自由券もついてくるの、結構すごい。
シーズンによっては貴船の川床で昼食セット、なんてのも出ます。



京都のラーメンに興味あります?天一本店も楽しいですが、一乗寺〜修学院は京都のラーメン激戦区のひとつですので、よろしければついでにどうぞ。



冬以外なら、歩くのも一興

貴船・鞍馬を同じ日に回ろう!という方しか使えないルートではありますが、鞍馬寺奥の院貴船を結ぶハイキングコースなるものがありまして。



冬場は雪が積もりやすいので*5、無理に歩くのはおすすめできないですが……冬以外で天候の良い日は歩いてみるのもいいかもしれないですね。

大原

バスで直通するルート

大原三千院寂光院で有名な大原。
こちらも左京区なのですが、貴船・鞍馬と違うのは、京都駅や四条河原町近辺から直行できるバスがある、というところ。しかも地下鉄・バス一日券の対応エリアに含まれている!

https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/webguide/files/tikabusnavi/ja_tikabusnavi_2.pdf


駅などでもらえる紙の案内図(折りたたんであるやつ)と同じなので、画面で見るとやや見づらいのですが……オレンジの枠で囲われている右上が大原です。そしてこれを見るとお気づきになる方もいらっしゃるかと思いますが、大原が利用範囲になるのは地下鉄・バス一日券のみで、バスのみの一日券では対象外というトラップが発生中なのでお気をつけて……。



また、距離が距離なので、やはり時間はかかります。京都駅前から乗って1時間強ぐらい。本数もあまり多くはない。
京都駅前バス停の時刻表はこちら。こちらも京都バスオンリーで、市バスはありません。


地下鉄+バスも使える

バスに1時間乗りっぱなしは嫌、どうせなら中心部を見てから移動したい!という場合は、貴船、鞍馬と同じく地下鉄国際会館駅からバスで行くのがおすすめ。

貴船・鞍馬のところで載せた時刻表と同じですが)



1時間に2本の運行。国際会館駅前から乗る場合、大原行きのバス停のみ位置が少し違うので要チェック。地下鉄1番出口(改札を出て右に直進)から出るとバス停の目の前に出られるので便利。国際会館駅の階段はなかなか過酷なので(笑)、荷物が多いときや足がしんどい時はエレベーターの利用をおすすめします。

時間さえ合えば、貴船からもバスで行ける


実は、貴船口駅前のバス停からも大原行きの便が出ていたり。


https://www.kyotobus.jp/route/timetable/pdf/6073-1.pdf


これも京都バスです。
もちろん本数はかなり少ないんですが(休日のみ、1日3本)北部を1日見て歩きたいという方には時間の有効活用に狙ってみてもいいかもしれません。
もし利用される場合は、バス停は貴船口貴船間を行き来するバスが発着されるところとは違うので、貴船口バス停までの移動をお忘れなきように!




以上、左京区中心の私的観光エリアガイドでした。
次にこのシリーズで書くとしたら嵐山かなぁ……と思ったり。延暦寺は滋賀側から登るルートを体験したことがないので、いずれ行ってみて記事にしたいですね。

*1:もし間違えて乗ってしまっても分岐点の宝ヶ池駅までに気付ければ乗り換えできます。

*2:コロナ前はそういう時もままあった

*3:あくまで混雑時の措置(乗務員さんが2人以上いるときのみ可能)なので、それ以外のときは先頭車両のカードリーダーを使ってくださいね……

*4:車内両替は一応できる。ただし高額紙幣は使えないし、混んでいるときは、「停車中を見計らって運転手さんのところまで行く」のが一苦労ということも少なくない。

*5:三条・四条では積もってなくても、この辺りでは一面雪、ということはよくある話。

自分的・京都から伊丹への移動法

前回の更新で京都から関空への移動法を書いたので、今回は伊丹編を書きます(笑)
国内線のみが発着する伊丹空港ですが、その分路線も便数も充実しているし、とくに伊丹-羽田便はビジネス利用かな?という方と乗り合わせることも多い印象。



関空ほどの移動距離はないし、その分行き方の選択肢も比較的シンプルなので、ブログに書くほどか?と思われると思うのですが、まあ自分用のまとめということで……(逃げ腰)。





阪急(京都河原町南茨木)→大阪モノレール

多分これが一番オーソドックスなルート。乗り換え検索でも「一番早いよ!」とサジェストされるのはだいたいこの行き方の気がする。

南茨木駅は準急以下の列車しか停まらないので、最速で移動したい時は京都河原町駅で特急に乗車し、茨木市駅で準急に乗り換える必要があります。といっても基本的に接続が考慮されたダイヤのため、待ち時間もほぼなくストレスフリーです*1


運賃もICカード利用で770円と、空港アクセスにしては良心的なんじゃないでしょうか。市街地から近い羽田、福岡あたりならともかく、京都からでもこの値段で空港に行けるのは助かるところです。


阪急(京都河原町〜十三〜蛍池)→大阪モノレール

同じく阪急京都線から大阪モノレールに乗り継ぐパターンですが、その間に宝塚線を経由するルート。


上の南茨木駅乗り換えと比べたら、乗り換え回数は増えるし所要時間も長くなるし、いったい何の意味があるの?という感じかもしれませんが、このルートの利点はまず運賃の安さ。
モノレールの乗車区間を最短(1駅)にすることで、その分の運賃を抑えようというプランです*2



とはいっても、南茨木乗り換えの場合と比べて安くなるのは結局のところ数十円の世界で、そんな金額のためにわざわざこんな面倒なことしないよ、というご意見があるのはごもっとも。筆者的にこのルートの一番の強みは「伊丹近辺ギリギリまで阪急線を使ってアクセスでき、なおかつ南茨木乗り換えのつもりで来ていたとしてもルートの変更が簡単」なところにあると思います。


以前、伊丹発の某始発便に乗るべく京都河原町から阪急に乗り込んだとき(当然ながら阪急も始発)、乗車後しばらくして「大阪モノレール運転見合わせ」のアナウンスが入ったことがあったのですよ。
その時は南茨木でモノレールに乗り換えるつもりだったのですが、これは南茨木で降りても何もできないのでは……?と思い、乗り換えをいったん見送って阪急で蛍池まで行ってみることに*3


あわよくばその間に復旧してくれないかなーと淡い期待を抱いたりもしたのですが、そうそう上手くはいかず。阪急蛍池駅に着いてもモノレールは運転見合わせのままでした。


まあそりゃあそうだよねぇ……しかし予約済みの始発便は待ってくれないし、変更はなるべくしたくないし、さて、どうする?となったときの最終手段、それは徒歩


だいたいこんな感じのルートで行けます。



蛍ヶ池公園の手前で左折するルートがサジェストされてるんですが、道のわかりやすさ重視ならその先のローソン蛍池中町店のところで左折するのがおすすめ。ここを曲がってしまえばあとは大きな通りで空港までほぼ一本道だし、歩道橋強制のところもないし、荷物があってもなんとかなると思います。時間に余裕があって交通費を意地でも浮かせたいときは歩いてもいいかな、と思えるぐらいの距離。結局このとき以来一度も歩いてはないのですけど。


モノレールに何かあっても、最悪徒歩で空港に入れるのが伊丹のありがたいところだな、と深く深く思いました。羽田周辺は歩く気になれないし、関空はそもそも徒歩で空港連絡橋を渡れないのでね……。


阪急ルートのデメリットは?

阪急線ではまず座れない。

何を甘えたことを言っとるんじゃというお叱りの声が飛んできそうですが、京都河原町から乗る場合はともかく、伊丹から京都へいく電車だとはまず座れないと思っておいたほうが無難。プラス京都線は通勤路線でもあるので、帰宅ラッシュの時間帯にかかるとなお身の置き所がなくなりがちで辛い。キャリーケースをお持ちの方は周りに要注意。

JRを使うルートだとどうなる?

JR京都駅に近い、あるいはJR沿線に住んでいる方の場合、京都駅から大阪駅(阪急梅田)まで出て、そこから阪急→大阪モノレールというのがスタンダードなんだろうか。新大阪から御堂筋線千里中央まで行ってモノレール、というのもできなくはなさそう。


何はともあれ、電車で移動する場合には最終的にモノレールに行き着くことになるので、モノレールへの乗り換え駅を目指す+最後の手段として蛍池からの徒歩ルートをなんとなく覚えておく、ということでいいのではないでしょうか。


なお、モノレールへの乗り換え駅としては京阪電車の門真駅もあるのですが、こちらはお勧めはしない。門真駅は準急以下の電車しか止まらないし、モノレールも端から端まで乗っていくことになるからとにかく時間がかかる。運賃に関しては言わずもがな。モノレールの運賃がお高いの、全国あるあるですよね。


空港リムジンバス


基本的に京都駅八条口からの運行ですが、始発・最終近くの便には烏丸口や市内各地に停まるものもあります。大人片道1340円。
本数が比較的多い(おおむね15〜20分に1本)ので混雑しづらいのも助かるポイント。



こちらが京都駅八条口の伊丹行きリムジンバスのチケット売り場。写真からお気づきの方もいるかと思いますが、アバンティの道路一本挟んだお隣、なか卯の真横です。関空行きのバスとは乗り場もチケット売り場も違うので、普段関空便に乗り慣れている人は逆に注意*4。事前にチャージしておけばICOCASuicaなどのICカードでも乗れます。


伊丹→京都と京都→伊丹、どちらも乗った体感としては、混雑率は京都→伊丹のほうがやや高めな印象かと。もちろんシーズンによって変動はあるでしょうが、これまでどちらの方向でも座れなかったことはないです。


個人的に、バスは夜便で伊丹に戻ってきて心身ともに疲労した「もう一歩も動きたくないので京都まで運んでくれ……」状態のときの最終手段ですね。電車よりは高いけれどほぼ確実に座れるし、大きな荷物は貨物スペースにお任せできるので。昼間の京都行きには乗ったことがないので昼どんな感じかはわからないんですが、夜だと2列を1人で使えることも多いので、手荷物も座席に置けるのもありがたい。





以上、私的な京都から伊丹への移動法でした。
関空と比べてそんなに書くことはない、と言いつつなんだかんだ長くなってしまったような気がする……乗った回数は伊丹の方が多いから、その分言いたいことも出てきた感じでしょうか。


あくまで個人的なまとめなので、これがベストルートというわけではないし、出発地や時間帯によっても色々と変わってくると思うので、あくまで参考程度ということでお願いします。

*1:時間帯によっては手前の高槻市駅が準急との接続駅になっている場合もあるので、事前に検索しておくことをおすすめします。あと早朝(始発近く)は基本的に普通しかない。

*2:京都線宝塚線乗り換え駅の十三から蛍池までは急行で2駅10分。

*3:伊丹をよく使うようになった当初は、むしろ十三→蛍池ルートで移動していた。

*4:関空行きの乗り場はもっとアバンティ寄りのところにある

自分的・京都から関空への移動法



航空便から隔離された街・京都からこんにちは。


先日ひさびさに関空まで行く機会があったので、京都から関空への移動法を書いておこうと思ってブログにしました。
関空は関西圏唯一の国際空港なので、海外に行くときは必然的に関空を利用することになるのですが……京都から関空って遠いんですよね。そして行き方もいろいろあって、どう行けば一番効率がいいのか?迷う人も多いのではないでしょうか。


わたし自身は基本的に貧乏性なので、とにかく安く!でルートを決めがちですが(笑)、今後あるかもしれない機会のために調べたのでまとめてみます。いつかはるかに乗りたい。




阪急→南海:とにかく安く移動したいなら


まずは自分的大本命の阪急→南海ルートから。
京都河原町駅から阪急京都線に乗車し、天下茶屋駅で下車(電車によっては淡路駅で阪急千里線 or Osaka Metro堺筋線への乗り換えが必要)。天下茶屋駅南海線に乗り換えて関空へ向かうルートです。


このルートのメリットはとにかく運賃が安い、というところ。京都河原町駅から出発する場合、関空アクセスきっぷという特別乗車券を購入することができるのです。


https://www.hankyu.co.jp/sp/ticket/otoku/42/





このような紙製のファイルケース?の中に、自動券売機で購入するような切符が2枚入っています。1枚は阪急線用、もう1枚が南海線用。京都河原町駅から出発する、乗り換えは必ず天下茶屋駅で(同じく南海線への接続駅ですが、なんば駅では乗り換えできません)、途中下車無効、という条件がつきますが、総額1250円で関空まで行ける。
特急券を別で購入すれば、天下茶屋関西空港間はラピートも使えます。レギュラーシートで+520円、スーパーシートなら+730円。あの豪華な座席に座っても2000円を越えないのはとても嬉しい(筆者はラピートファンです)


このように、金額面ではとてもありがたい阪急→南海ルートですが、難点はやはり時間がかかることですね。阪急線内は特急、南海線内は空港急行と一番早い列車を利用するとしても、移動に2時間〜は必要。早朝便に乗りたい時はこのルートは諦めざるをえない……。ラピートを使うことで多少の時短は図れますが、2023年1月現在、一部時間帯でのラピート減便が著しいので(今後の増便予定はあるそうですが)、時間が合わないとそれも難しいかもしれないのが痛い。


JR:最速移動ならはるか一択


続いてはJRを使うルート。JR西日本運行の関空特急はるかに乗車すれば、名実ともに最速となる1時間20分で関空まで移動できます。乗ってしまえば途中で乗り換えの必要がないのも快適。運行ダイヤがおおむね30分に1本とわかりやすい点も時間を読みやすくてgood。



しかしネックになってくるのが運賃の高さ。特急券込みで片道3110円(自由席)、3440円(指定席)という、やや敷居高めの金額。事前購入で割引が効く制度なんかもありますが、JR西日本発行のクレジットカードを持っていることが必須だったり、ライトユーザーには利用しづらい条件が多い。学生の味方:学割証を使おうにも、運行距離が99.8kmという絶妙に学割対象外の距離を突いてくる……むむ……。
快適さは文句なしですが、金銭的には四重苦ぐらいの勢い。


ちなみにはるかと同じルートを在来線に乗っていくと、総額は1910円、所要時間は1時間50分ほど。30分の差を許せるなら、JR在来線を使うのも悪くはないかもしれない荷物が重いとそれもなかなかしんどいんだけど。



空港リムジンバス:座っているだけで着く気楽さ


最後にリムジンバスを使うルート。京都駅八条口 or 高速京田辺からの運行です。関空便に限らず、目的地まで座ってるだけで運んでくれる気楽さはリムジンバスならではですね。
関空行きの便は事前予約が必須とのことなので注意。関空発の便は予約不要です。



所要時間はおよそ1時間30分というところ。第1ターミナルだけでなく第2ターミナルにも停車してくれるので、LCC利用者にはありがたい。ダイヤも1時間に1本程度と明瞭です。


難点ははるかと同じく運賃がやや高め(八条口からなら片道2600円)なこと。往復割引や日帰り往復割引のサービスもありますが、帰りも絶対バスに乗るよ〜という人ってそんなに沢山いるのだろうか……?またバスには渋滞のリスクもあるので、悪天候時などは特に余裕を持ちましょう。



2024/2/19追記:2024/3/1から片道2800円、往復5100円に値上がりするようです。公式情報はこちらから。



以上、主観強めの京都⇄関空移動方法のまとめでした。個人的にはコスパ第一主義に走りがちということもあって、阪急→南海ルートでたまにラピートを併用しようかな?という感じですが、今回調べてみてJR在来線ルートもなかなか良さそうだな〜と思ったので、いずれ試してみたいです。
そして京都からだと関空はただただ遠い……という印象になりがちなのですが、大阪市内に住んでいたらそれほど遠いという感じでもないのかも?と思い直した次第です。今年は関空からもたくさん飛行機に乗れたらいいな、と……。国際線とのご縁がありますように。