京都バスへの大型荷物持ち込みについて



旅行需要の復調、インバウンドの増加で再び混雑しはじめた京都市街ですが、長らく問題になっていたのがバス・地下鉄の混雑問題。スーツケースなどの大型荷物が車内のスペースを占有する、乗降の邪魔になる、手元で制御しきれなかった荷物が動いてしまって他の乗客にぶつかる……などの問題がたびたび起きていました。京都ではありませんが、前に関空行きの南海電車(notラピート)で、若干うとうとしておられた観光客のスーツケースが転がっていってしまったのをキャッチし、放り投げ返したおっちゃん(おそらく地元の人)を目撃したことがあります。なかなかに強烈な光景でしたわ……。



実は京都市バスに限らず、バス車内へ持ち込める荷物には規定があるところがほとんどで、京都市バス・京都バスでは「総重量10kg、総容積0.027立方m(1辺0.3m)、長さ(3辺の合計)1m」が持ち込み上限となっています。これは海外旅行サイズのスーツケースの大きさ、重量を大幅に下回るサイズ。


しかし、2024年3月現在、市バスを管轄する京都市交通局はこの規定を超える荷物の持ち込みに対する利用拒否や、追加料金の導入に消極的な模様。



これに対して、同様の規定を採用している京都バスでは、これを超える大型荷物については追加料金が発生することを明言しておられます。

>> 普通運賃の半額(端数は10円単位に切り上げ)但し、310円を最高限度とします。


普通運賃は、均一区間内なら230円。これの半額かつ端数切り上げなので、120円が手荷物料金の標準、ということになるかと。
京都観光の方があまり大きな荷物を持って京都バスに乗ることはないかもしれませんが(運行路線的にも)、市バスと京都バスでは運用が違うよ、ということはなんとなく覚えておいたほうがいいかもしれません。