知らず知らずのうちに聖地巡礼(?)をしたかもしれない話


9月に帰省をした際、知人と新宿で食事をしてきました。


到着から待ち合わせの時間まで余裕があったので、ひとりでも徘徊してみたのですが、新宿自体がもしかしたら4年ぶり?だったので、めちゃくちゃびびりながら歩いていました笑
病める街シンジュク〜〜……となっていた(新宿にお住まいの皆様ごめんなさい)。*1



そんなこんなで無事知人と合流して食事を済ませ、お互いの終電までまだ時間があったので、喫茶店でも行こうか〜〜という流れに。
そこで連れて行っていただいたのが珈琲西武さん。




けったいなパフェ(おい)とプリンアラモードが有名らしい。今回は夜遅かったので飲み物のみ注文しましたが、モーニングやお料理も美味しいらしいので、次回伺ったらぜひ食事もしたい。



パフェやケーキに圧倒されつつ、何頼む??とメニューを眺めていたところ、「アイスアーモンドオーレ」の文字が偶然目についたのです。


ん?「新宿」で「アイスアーモンドオーレ」?どこかで聞いた覚えがあるな??となったわたくし。


その時は「何だっけ……?」と思いつつも結局思い出せずじまいのまま、アイスアーモンドオーレを注文して美味しくいただいたのですが(わからなくても飲む)、自宅に戻ってから、そうか、あれのことだったかもしれない、と思い当たるものがありました。


それがこちら。森絵都さんの『いつかパラソルの下で』という小説作品です。



こちらの作品の序盤で、主人公とそのお母さんが、とある女性と新宿の喫茶店で対面するシーンがありまして。
そこで相手の女性が注文するのが「アイスアーモンドオーレ」なんですよね。


本文では、この喫茶店は「新宿南口」の「薄暗い路地」にあるという描写がされていまして。
珈琲西武さんは別に薄汚れた路地にはないし(笑)、位置も南口というよりは東口寄りな気がするので、この小説の喫茶店ドンピシャということではないと思うのですが、「新宿の喫茶店」(カフェではなくて喫茶店なのがポイント)で「アイスアーモンドオーレ」を飲むという体験が、『いつかパラソルの下で』を読んだわたしには特別感があって贅沢でした。


あと、私が『いつかパラソルの下で』を初めて読んだのは小学生のときなのですが*2、当時「アイスアーモンドオーレって……どんな飲み物……?」と素朴に疑問に思っていたのが解消されてよかったです。笑 予想以上に甘かった。



本当の意味での聖地巡礼とは言えないとは思いますが、好きな作品を思い出すいい体験ができました。
そしてアイスアーモンドオーレの本当のお店をご存知の方、いたらぜひご一報ください!お待ちしています。

*1:元ネタは言わずもがな、こちら。にわかシンジュク推しです。

*2:小学生で読む作品ではないな……と今更ながらに思うので、くれぐれも周りのお子さんにお勧めしたりはしないようにお願いします……。