【京都にも温泉があるって】るり渓温泉に行ってきた【知ってた?】


突然ですが、皆さんは関西の温泉地と聞いてまずどこを思い浮かべますか?


おそらく多くの方が「有馬温泉」か「城崎温泉」を最初に思いつくのではないでしょうか。有馬は三ノ宮からならかなり行きやすいし、城崎も特急を利用すれば京阪神どこからでもアクセス可能。関西で温泉に行こう、となったら、間違いなくこのふたつは候補に上がってくるのでは、思います。


もちろん、どちらの温泉もとても素晴らしい。それは疑いない。


ただ京都市在住民としては、正直なところどっちもちょっと遠い、という……。
自家用車があればまた違うのだろう、とは思うのですが……車なし・電車とバスオンリーで向かうとなると、有馬は京都から三ノ宮まで向かう時点でそれなりに時間がかかるし(阪急の場合は乗り換えもある)、城崎は特急料金が結構な出費になり、かといって節約のために在来線を使うとなると、それこそ乗車時間が有馬の比ではなくなる。



それでもたまには温泉に行きたい。お湯に浸かって、美味しいものを食べて、ひたすらゆっくりする休日を過ごしたい!!


ということで、色々な温泉地を調べ、今回は京都府南丹市にある「るり渓温泉」に行ってきました。




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るり渓温泉までのアクセス

JR園部駅から無料の送迎バスが出ており、園部駅西口から宿のそばまで約30分で行き来することができます。園部駅は京都駅から嵯峨野線で一本、35〜45分程度。電車と送迎バスの時間を合わせれば、およそ1時間半程度で温泉に行ける……!すごい!画期的!!


送迎バスの時刻表はこちら能勢電鉄日生中央駅前からも送迎があるので、大阪方面からもアクセスしやすい(バスの本数的にももしかしたらこちらからの需要がメインなのかも……?)。



施設情報、チェックインなどなど

「温泉」ですが、名前にもある通り温泉を含めてひとつのリゾート施設として運営されており、敷地の中に大浴場、プール、BBQ設備、イルミネーション、プラネタリウム……などなど、多彩なアクティビティが揃っています。日帰り利用のプランもあるとのことで、自家用車で来られている家族連れの方がたくさんいらっしゃいました。


全体マップはこんな感じ。


宿泊用の客室は大浴場やプールなど、メインの施設が揃った本館と、本館から陸橋で結ばれたところにある別館(こぶし荘花あかり)にあります。今回わたしは別館にお世話になりました*1


チェックインは14:00〜 となっていましたが、これはお部屋に入れるのは14:00から、ということで、手続き自体は14:00前でも対応していただけました!
同時に別館の貸切家族風呂(後述)の予約もできます。
わたしは9月下旬の日曜日、13:30少し過ぎに到着して、すぐに手続きしましたが、その時点ですでに夕食前の枠しか残っていなかったので、土休日に宿泊でお風呂の時間を選びたい!という方は、少し早めに到着しておくのが良さそう。


別館 こぶし荘花あかり

お部屋はまさに昔ながらの旅館の客室、という感じ。化粧台が障子の外の部分(名前がわからない……)にあるの、めちゃくちゃ久しぶりに見た!とちょっと興奮してしまった。建物全体的に作りに古さは感じましたが、どこもお掃除が行き届いてとても綺麗。


各部屋に個別の水回りの設置はなく、お手洗いと洗面所は共用。お風呂は花あかり内に貸切風呂が2つあり、夜は1グループ40分の交代制、朝は男女別の浴場になります。共用だと少し不便かな?と心配していたのですが、共用部分もお風呂もとても綺麗だし、混雑することもなく困りませんでした。
(そこまで部屋数が多くないからなのかも)




花あかりの裏手に一棟貸しタイプのグランピングができるエリアがあるのですが、秋ということでハロウィンの装飾がされていて可愛かった。


これは2階の客室から撮ったもの。





かぼちゃには電飾がついていて、夜になっても素敵です。
(他のお客さんが写っていたのでスタンプしてます……ありがとうLINE Camera)


テントの下には焚き火がされています。フロントでジャンボマシュマロを買って、焚き火で炙って食べることもできるらしい。焼きマシュマロ懐かしくてやればよかったかなと今更ちょっと思っている。


夕食・朝食

夜は部屋食でした。部屋食のお宿に泊まるのが久しぶりすぎて、配膳していただく間ずっとそわそわしていた。笑


季節の会席プランで予約していたので、秋の味覚をふんだんに使ったお料理をいただきました。



(全部載せると枚数がすごいことになってしまうので、雑なコラージュですみません)


お釜で炊くご飯が売りということで、炊き込みご飯は夕食が始まる時にお釜を部屋に置いておき、炊き上がったらよそっていただく。秋鮭と零余子のご飯、とても美味しかった。
零余子、鬼滅の刃のおかけで読み方を覚えていて、お品書きで見つけた時に「おお……!」という謎の感動が沸いたのでした。笑



じゃらん楽天トラベルのレビューを読んでいても食事の評価がすごく高かったので楽しみにしていたのですが、量・内容ともに思っていたよりすごかった。食べ終わった後、満腹でしばし動けなくなりました……笑



朝ご飯は宴会場でいただきます。時間は7:00〜 / 7:30〜 / 9:00〜 からチェックインの際に選べました(ただ、選ぶときに花あかりは満室なので……と仰られていたので、お客さんが少ないときは違うやり方なのかも)。



朝もボリュームがすごい。


白ご飯もお釜で炊いていただきます。小鉢の下段中央にあるのは黒豆の納豆。これをご飯にのせて食べてもいいし、お好みで卵かけご飯にもできますよ〜とのことでしたが、折角なので両方食べました(そしてまた動けなくなる)。


こういう朝ご飯こそ毎日食べたい……。


本館でも遊んでみる?


宿泊のほか、日帰りでも使えるレジャー施設、お土産コーナー、レストランが揃っている本館。花あかりは全室和室ですが、本館には洋室もあるとのこと。あとお部屋にもバス・トイレが付いているそうなので、ベッド派な方や水回りの共用に抵抗がある方は本館を狙ってみるのがいいかも。




館内着やタオルは受付で全部借りられるのですごくお手軽。一部水着の着用が必要なエリアがありますが、水着も有料でレンタルできます。お土産コーナーで購入も可能*2


遊んだあとにリラックスできる施設も揃っていて、館内着で行けるランタンテラスが良かったです。



漫画、雑誌を中心に自由に本が読めます。BOOK AND BEDに似たエリアもありました(他の宿で例えるな)。


カウンターっぽくなっているコーナーにはiMacが3台。iMacってほとんど使ったことがないので(私物のPCはずっとWindows機だったし、学校とかの共用PCがiMacってあまりないと思うので)、嬉しがって色々触りました。笑



花あかりに宿泊していれば、本館の施設も基本的に自由に使えます(タオル2セット目とか、一部のオプションは追加料金がかかる仕組み)。
ただし土日だと日帰りの方も多くて混み合う印象が強かったので(駐車場とかすごいことになっていた)、混雑を気にせずまったり過ごすなら夜がおすすめ*3
チェックアウト以降の利用もできるとのことです!


イルミネーション

トップの全体マップのうち、右下の青っぽく塗られているエリアでは、夜になるとイルミネーションが楽しめます。


宿泊していると割引でチケットを購入できるとのことで、夕食の後に散歩を兼ねて行ってみました!(後で正規料金も調べたけれど多分200円引きぐらい?)


テーマは共感覚(synesthesia)とのこと。
正直期待値はあまり高くなかったのですが(失礼)、予想以上にすごかったです。



デメリットも書いてみるとしたら

・客室のところでも書いたのですが、施設自体は決して新しいとは言えないので、ところどころ古さが気になることはあるかもしれません。また敷地内や徒歩で行ける距離にコンビニなどはないので、何か入り用になった場合は本館の売店を利用することになります(自動販売機は館内にありました)。


・自家用車で行きやすく料金もお手頃ということで、ご家族で利用される方が多い印象。小学生くらいまでのお子さんもたくさんいらっしゃるので、とにかく静かに過ごしたい、という方にはあまり合わないのかも。若い人たちには旅館よりもグランピングエリアのほうが人気みたいですね……!


・これは人によっては全くデメリットにはならないと思うのですが、施設内のお会計の一部は「部屋付け」方式です。
本館のお土産屋さん、レストラン、施設内のベーカリーカフェでは個別会計でしたが、夕食時の飲み物代、イルミネーションのチケット代は部屋付けになり、チェックアウト時に宿泊料金とまとめて支払う形。複数人で泊まる場合で、かかったお金は各自で払おう、というスタイルの方には少し煩わしいかも。



総括のような何か

というわけで、メリットデメリット含め感想を書いてみました!京都市街からも行きやすくコスパ良しなるり渓温泉、ぜひ利用してみてください。


また、温泉街として大々的にピックアップされることは少ないのかもしれませんが、京都市内では嵐山大原なども温泉地です。嵐山は星野リゾートのお宿が有名ですが、他にも素敵なお宿があるので是非。大原もとても美しいのでおすすめ。




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*1:グランピングができる施設・プランもあるのですが、食事の内容などで通常の宿泊とは勝手が異なる点が多そうだったので今回は割愛しています。

*2:水着のほかにラッシュガード、ゴーグルの取り扱いもありました!

*3:温水プールは終了時間が早めなので注意が必要。