自分的・京都から伊丹への移動法

前回の更新で京都から関空への移動法を書いたので、今回は伊丹編を書きます(笑)
国内線のみが発着する伊丹空港ですが、その分路線も便数も充実しているし、とくに伊丹-羽田便はビジネス利用かな?という方と乗り合わせることも多い印象。



関空ほどの移動距離はないし、その分行き方の選択肢も比較的シンプルなので、ブログに書くほどか?と思われると思うのですが、まあ自分用のまとめということで……(逃げ腰)。





阪急(京都河原町南茨木)→大阪モノレール

多分これが一番オーソドックスなルート。乗り換え検索でも「一番早いよ!」とサジェストされるのはだいたいこの行き方の気がする。

南茨木駅は準急以下の列車しか停まらないので、最速で移動したい時は京都河原町駅で特急に乗車し、茨木市駅で準急に乗り換える必要があります。といっても基本的に接続が考慮されたダイヤのため、待ち時間もほぼなくストレスフリーです*1


運賃もICカード利用で770円と、空港アクセスにしては良心的なんじゃないでしょうか。市街地から近い羽田、福岡あたりならともかく、京都からでもこの値段で空港に行けるのは助かるところです。


阪急(京都河原町〜十三〜蛍池)→大阪モノレール

同じく阪急京都線から大阪モノレールに乗り継ぐパターンですが、その間に宝塚線を経由するルート。


上の南茨木駅乗り換えと比べたら、乗り換え回数は増えるし所要時間も長くなるし、いったい何の意味があるの?という感じかもしれませんが、このルートの利点はまず運賃の安さ。
モノレールの乗車区間を最短(1駅)にすることで、その分の運賃を抑えようというプランです*2



とはいっても、南茨木乗り換えの場合と比べて安くなるのは結局のところ数十円の世界で、そんな金額のためにわざわざこんな面倒なことしないよ、というご意見があるのはごもっとも。筆者的にこのルートの一番の強みは「伊丹近辺ギリギリまで阪急線を使ってアクセスでき、なおかつ南茨木乗り換えのつもりで来ていたとしてもルートの変更が簡単」なところにあると思います。


以前、伊丹発の某始発便に乗るべく京都河原町から阪急に乗り込んだとき(当然ながら阪急も始発)、乗車後しばらくして「大阪モノレール運転見合わせ」のアナウンスが入ったことがあったのですよ。
その時は南茨木でモノレールに乗り換えるつもりだったのですが、これは南茨木で降りても何もできないのでは……?と思い、乗り換えをいったん見送って阪急で蛍池まで行ってみることに*3


あわよくばその間に復旧してくれないかなーと淡い期待を抱いたりもしたのですが、そうそう上手くはいかず。阪急蛍池駅に着いてもモノレールは運転見合わせのままでした。


まあそりゃあそうだよねぇ……しかし予約済みの始発便は待ってくれないし、変更はなるべくしたくないし、さて、どうする?となったときの最終手段、それは徒歩


だいたいこんな感じのルートで行けます。



蛍ヶ池公園の手前で左折するルートがサジェストされてるんですが、道のわかりやすさ重視ならその先のローソン蛍池中町店のところで左折するのがおすすめ。ここを曲がってしまえばあとは大きな通りで空港までほぼ一本道だし、歩道橋強制のところもないし、荷物があってもなんとかなると思います。時間に余裕があって交通費を意地でも浮かせたいときは歩いてもいいかな、と思えるぐらいの距離。結局このとき以来一度も歩いてはないのですけど。


モノレールに何かあっても、最悪徒歩で空港に入れるのが伊丹のありがたいところだな、と深く深く思いました。羽田周辺は歩く気になれないし、関空はそもそも徒歩で空港連絡橋を渡れないのでね……。


阪急ルートのデメリットは?

阪急線ではまず座れない。

何を甘えたことを言っとるんじゃというお叱りの声が飛んできそうですが、京都河原町から乗る場合はともかく、伊丹から京都へいく電車だとはまず座れないと思っておいたほうが無難。プラス京都線は通勤路線でもあるので、帰宅ラッシュの時間帯にかかるとなお身の置き所がなくなりがちで辛い。キャリーケースをお持ちの方は周りに要注意。

JRを使うルートだとどうなる?

JR京都駅に近い、あるいはJR沿線に住んでいる方の場合、京都駅から大阪駅(阪急梅田)まで出て、そこから阪急→大阪モノレールというのがスタンダードなんだろうか。新大阪から御堂筋線千里中央まで行ってモノレール、というのもできなくはなさそう。


何はともあれ、電車で移動する場合には最終的にモノレールに行き着くことになるので、モノレールへの乗り換え駅を目指す+最後の手段として蛍池からの徒歩ルートをなんとなく覚えておく、ということでいいのではないでしょうか。


なお、モノレールへの乗り換え駅としては京阪電車の門真駅もあるのですが、こちらはお勧めはしない。門真駅は準急以下の電車しか止まらないし、モノレールも端から端まで乗っていくことになるからとにかく時間がかかる。運賃に関しては言わずもがな。モノレールの運賃がお高いの、全国あるあるですよね。


空港リムジンバス


基本的に京都駅八条口からの運行ですが、始発・最終近くの便には烏丸口や市内各地に停まるものもあります。大人片道1340円。
本数が比較的多い(おおむね15〜20分に1本)ので混雑しづらいのも助かるポイント。



こちらが京都駅八条口の伊丹行きリムジンバスのチケット売り場。写真からお気づきの方もいるかと思いますが、アバンティの道路一本挟んだお隣、なか卯の真横です。関空行きのバスとは乗り場もチケット売り場も違うので、普段関空便に乗り慣れている人は逆に注意*4。事前にチャージしておけばICOCASuicaなどのICカードでも乗れます。


伊丹→京都と京都→伊丹、どちらも乗った体感としては、混雑率は京都→伊丹のほうがやや高めな印象かと。もちろんシーズンによって変動はあるでしょうが、これまでどちらの方向でも座れなかったことはないです。


個人的に、バスは夜便で伊丹に戻ってきて心身ともに疲労した「もう一歩も動きたくないので京都まで運んでくれ……」状態のときの最終手段ですね。電車よりは高いけれどほぼ確実に座れるし、大きな荷物は貨物スペースにお任せできるので。昼間の京都行きには乗ったことがないので昼どんな感じかはわからないんですが、夜だと2列を1人で使えることも多いので、手荷物も座席に置けるのもありがたい。





以上、私的な京都から伊丹への移動法でした。
関空と比べてそんなに書くことはない、と言いつつなんだかんだ長くなってしまったような気がする……乗った回数は伊丹の方が多いから、その分言いたいことも出てきた感じでしょうか。


あくまで個人的なまとめなので、これがベストルートというわけではないし、出発地や時間帯によっても色々と変わってくると思うので、あくまで参考程度ということでお願いします。

*1:時間帯によっては手前の高槻市駅が準急との接続駅になっている場合もあるので、事前に検索しておくことをおすすめします。あと早朝(始発近く)は基本的に普通しかない。

*2:京都線宝塚線乗り換え駅の十三から蛍池までは急行で2駅10分。

*3:伊丹をよく使うようになった当初は、むしろ十三→蛍池ルートで移動していた。

*4:関空行きの乗り場はもっとアバンティ寄りのところにある